現在の仕事内容は?
主に文化祭や体育祭、イベント用Tシャツ「クラT」営業を担当しています。学校へ出向き、目的やイメージ、予算や納期などの打ち合わせが主な仕事ですね。学生さんの「こうしたい!」という細かいイメージを余すところなくデザイナーに伝えて、どう具体化していくかというところに注力しています。
北上産業で働きたいと思った理由は?
Tシャツのプリント過程って格好いいんです。偶然知って憧れたのですが、なかなかこれが出来る仕事というのはなくて。
北上産業には自社工場があり、営業スタッフもプリント技術を習得出来ると聞いて、キャリアも生かせてやってみたいことも出来るんだと思い転職しました。
実際印刷も出来ましたし、営業という立場もデザインを形にしている重要な立場なんだと再認識しましたね。プリント作業も思った以上に手がかかるものだと知りました。
あと、北上の工場には回転機という印刷機械がありますが、これで印刷している姿は特に格好いいですよ(笑)
実際に働いてみてイメージと違うところはありましたか?
想像より少人数で対応しているところが意外でした。また、ヘルメットへの印刷加工があるということは入社して初めて知りました。実は北上産業はヘルメット印刷から始まっていて、社長自ら研究した印刷技術もあります。
これは想像でしたが、プリントされる職人の方は黙々と作業されるちょっと怖い?イメージがありました。想像と違い安心しました。
入社してみて大変だったことや苦労したことは?
製作までの工程が思ったより多く、どこで誰が何をしているか把握をするまで苦労しました。また、受け取るデザインデータもデータや手書き等、色々なパターンがあります。
それぞれのパターンに応じてデザインを作成するための下準備もあり、こんなに工程があるのかと驚きましたね。
その分、今はTシャツが出来るまでの全工程がわかります(笑)
また、学生さんから受け取ったニュアンスや気持ちをデザイナーへどうやって伝えていくかは託された責任もあり、今も試行錯誤しています。
去年オリジナルTシャツ制作に必要な知識が得られると思い、「オリジナルTシャツソムリエ検定」という検定試験を受験し、取得しました。今では「どういう資格なんですか?」と聞かれてお客様との会話のきっかけになっています。お客様には安心して注文してもらえますし、よりオリジナルTシャツ作りについて知ってもらうきっかけにもなると思います。オリジナルTシャツのことに関して、どんどん聞いてほしいです!
お客様との関わりで思い出はありますか?
Tシャツをお届けした生徒さんのお母様から、「背中に入っている娘の名前だけ色を変えて、同じTシャツを作ってほしい」というご依頼をいただきました。早速お作りしたところ、とても喜んでくださって、お礼と共に親子でTシャツを着た写真を送っていただいたんです。本当に嬉しかったですね。
あと、実は初めて一人で担当した学校で、体育祭で着るTシャツをお届けした際に、加工にミスがあったことが発覚したんです。
お詫びをして対応したものの、大事なイベントのTシャツでミスをしてしまい、ずっと気になっていて。翌年、同じ学校でその時注文をしてくださった先生から、また自分宛に注文の連絡をいただいた時には、嬉しかったですし頑張ろうと思えました。
今後の目標や夢を聞かせてください。
初めてクラスTシャツを作る学生さんに、あの人に相談してみよう!と思ってもらいたいです。製作途中で意見がまとまらなかったり、うまくいかないなと思った時こそ、相談してもらえるような存在になりたいですね。
お客様に発注してよかった、と思っていただき、まだTシャツ作りを経験していない方に「クラTキタカミの有田さん」をお薦めして貰えるようになったら最高です!
営業・有田のある日のスケジュール
8:45
出社 メールチェック
事務作業・スケジュールの整理。納品予定も確認します。
11:00
社内打ち合わせ
アシスタントと今日1日の事務作業・スケジュールの整理。納品予
11:30
外出
お客様とTシャツサンプルを見ながらデザインの打ち合わせと、納品日までのスケジュールを確認。
初めてで緊張されているようなので、丁寧に説明。
12:30
昼食
コンビニ弁当のほか、お気に入りの家系ラーメンを食べたりすることも。
14:00
打ち合わせ
「今年の体育祭は納品までのスケジュールが短く心配」とのお話。
「迅速に納期調整を行いますのでご安心ください!」とお約束。
16:00
打ち合わせ
初めてクラTづくりをする高校1年生とTシャツサイズのご説明。サイズサンプルをお貸ししてサイズ集計をお願い。
17:00
帰社
今日の打ち合わせでお預かりしたデザインをデザイナーへ渡すため整理。
外出中に来ていたメールや問い合わせに対応